日常生活に必要となっているスマホ代金を安くするために、格安SIMに乗り換える人が増えています。無駄に高い料金を支払わなくていいように早めに検討しておきましょう。
内容
3キャリアのスマホ料金プランは無駄に高い
基本使用料
キャリアのスマホを契約するには、基本使用料が必要です。スマホを使っても使わなくても固定の料金が発生します。基本使用料とは別に通話料も発生します。
電話事業以外にも基本料金システムがあったりしますが、意味がわかりません。なぜ、固定で料金を支払わないといけないのでしょうか。家賃の礼金と同じぐらい謎のシステムです。基本料金をなくして、従量料金に組み込めばいいだけです。
ネット接続料
3キャリアには、謎のインターネット接続料という月額使用料が発生します。docomoは「spモード」、auは「LTE NET」、ソフトバンクは「ウェブ使用料(S!ベーシックパック)」という名称で月300円を払わなければなりません。
この基本料は本当に意味がわかりません。データ容量プランに組み込めばいいのに、別で徴収しているのです。少しでも多く客からお金を取ろうというキャリアのやり方なのでしょう。
データ容量プラン
データ料金だけを見ても、高めに設定されています。固定回線よりも通信速度が遅いのに料金が高く、使える容量も有限です。
docomoは3GB 4,000円・5GB 5000円・20GB 7000円です。
auは3GB 4,200円・5GB 5000円・20GB 6000円です。
ソフトバンクは2GB 3,000円・5GB 5000円・20GB 6000円です。
わかりづらい料金プラン
キャリアの場合は新規契約すると、1~2年間は月額利用料が数千円割引されます。この割引された金額が通常料金として考えられているのです。同じ電話番号、同じキャリアで使い続けたい人のことは考えられていません。
料金シミュレーション
docomoの場合、Xperia XZ3 SO-01Lを選んでシミュレーション。端末代金と月々サポートを除外すると、月額7,560円(税込)で利用できるようです。容量は5GB。
auの場合、Xperia XZ3 SOV39を選んでシミュレーション。端末代金と毎月割を除外すると、月額7,560円(税込)で利用できるようです。容量は5GB。何故かdocomoと同じ料金です。
ソフトバンクの場合、Xperia XZ3を選んでシミュレーション。端末代金を除外すると、月額8,618円(税込)で利用できるようです。容量は5GB。1年だけ月額1,000円割引されるキャンペーンを適用すると、月額7,538円(税込)です。
格安SIM(MVNO)
楽天モバイルの場合 (プランその1)
契約者が多い楽天モバイルを例に料金を紹介します。
楽天モバイルの料金プランはシンプルで、通話の基本料金はなく、データ容量5GBプランが月額2,322円(税込)となっています。毎月支払う金額はこれだけで、300円のネット接続料などは不要です。
通話は、使った分だけ料金が発生します。
楽天モバイルの場合 (プランその2)
たまに通話をする人向けのプランです。
10分以内の国内通話が無料、データ容量6GBのプランが2年間だけ月額2,678円(税込)で利用できます。3年目以降は4,298円(税込)になってしまいますが、3キャリアよりは全然安いです。
年間6万円も節約できる
本ページで紹介している5GBプランの場合、キャリア月額7,600円、楽天モバイル月額2,500円とすると、月々の差は5,100円もなるのです。月5,100円も浮くなら、YouTubeプレミアムやAmazonプライム、Netflix、Huluなどに加入した方が賢い選択だと思います。
月5,100円なので、年間61,200円になります。6万円となると、スマホはそれなりのスペックを買えますし、旅行、ゲーム機、iPad、家電などにも使えます。
契約から利用までの流れ
- WEBから料金プランなどを選択して申し込む。
- 数日以内にSIMカードが発送される。
- 到着したSIMカードをスマホに挿す。
- 簡単な初期設定をして契約完了。同時に利用可能。
デメリット
ここまで格安SIMのメリットを紹介してきましたが、デメリットもあります。格安SIMの料金が安い理由は、通信の帯域が少ないからです。例えば、100車線あるとしたら、キャリアが70車線を利用し、格安SIM事業者が30車線を利用するような形です。キャリアよりも割り当てられている車線数が少ないため、時間帯によっては通信が遅くなることがあるということです。
なので、暇な時は常にスマホを触っているから通信が遅くなると困るという方はキャリアの方がいいと思います。月5,100円も安くなるなら、ちょっとくらい通信が遅くなってもいいという方が格安SIMを利用します。
通信速度低下を考慮して、格安SIMを2つ契約しているという人もいます。月額料金は倍になりますが、使えるデータ容量も倍です。格安SIMを2つ契約する場合、1つのスマホに2つのSIMを挿せるスマホを利用すれば、運用も楽です。